「はじめまして僕シンラだし。今日はスゴいもん見付けちゃったし。
旧エボン党が隠し持ってたブラスカ様御一行スフィアだし。あまりにバカ過ぎてブラスカさんというか召喚士のイメージダウンになるからエボンは必死に探し集めたらしいし。
カモメ団がスフィアハントした独占情報だし。
ユウナは嫌がってたけど見たいならコッソリ見せてあげるし」


動物に例えたら�@

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撮影者；アーロン

旅行公司にて夕食後。
暇を持て余したジェクトが何か思いついたようだ。
「なあ、オレらを動物に例えたら何になるか考えたんだけどよ」
くだらんな…。
ブラスカ様は興味深々で聞いておられるが。
「ま、オレは百獣の王ライオンしかねぇじゃん」
…ハイエナの間違いだろ。
「んで、ブラスカはナマケモノだろ」
「えぇっ？私がナマケモノ！？ジェクトひどいなぁ」
「だっておめぇ何もしねぇじゃんかよ」
ブラスカ様には悪いが…微妙に納得。
「アーロンはなぁ……ロンゾ」
……ロンゾを動物扱いしていいのか？
「ああ、そんな感じだよね」
ブラスカ様まで納得…。
「でも、ロンゾって動物なのかな」
首をかしげるブラスカ様にジェクトが舌打ちする。
「人間だって動物じゃねぇか、小せぇことガタガタ言うなよ」

それを言ったらおしまいだと思うのは俺だけなんだろうか…。











動物に例えたら�A


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撮影者：ジェクト

某街道を移動中。今日は天気がいいぜ。
能天気な召喚士様が大欠伸してやがる…と思ったらこっち向きやがった。
「そうそう、ジェクト。この前の動物に例えたらってヤツ、私も考えてみたんだよ」
ほう、おもしれぇ。相変わらずアーロンは関係ねぇって顔してやがるが。
「結局私たち三人はＳＧＣだと思うんだ」
何だそりゃあ？ホラ、アーロンもわかんねぇって顔してんぞ。
「わからないかな？」
わかんねーよ、勿体ぶらずに言いやがれ！

「私たちは似た者同士だからサル・ゴリラ・チンパンジー、つまりＳＧＣってわけだ」
うまいこと言ったって顔してんじゃねーよ、このアホ召喚士！！
「ジェクトはゴリラだから、アーロンはサルとチンパンジーどっちがいい？」
こんのやろー…。
「……私はどちらでも」
「そう？じゃあ私チンパンジーでもいいかい？チンパンジーは利口なんだよ、ふふ」
「はぁ…」
ふふ、じゃねぇよ、アーロンが返答に困ってんじゃねーか。
チンパンジーでもサルでもおめぇよりは利口だろうよ…。








【END】









『言い訳』