ALONE



色付いた葉がはらはらと舞い落ちる。
落ち葉を踏みしめ真直ぐに伸びた道を歩く。
黄金のシャワー、黄金の絨毯。
吐く息は白く、もうすぐ冬が訪れるのだと感じる。


今頃あの人は何をしているのだろうか。


帰ったら何を話そうかと考えた学校からの帰り道。
毎日毎日、俺の話を楽しそうに聞いてくれたあなた。
それが嬉しくて、家に帰るのが楽しみだった。

この黄金色に染まった並木道がこんなに美しいものだったなんて、気付かなかった。

一人で暮らし始めて、今まで見えなかったものがたくさんあることに気付いた。


傍にいてくれるのが当たり前だと思っていたあの頃。
今はあなたの存在が感謝すべきものだと知っている。
会えない時間に育つものがあることも。

こうして一人でいても、あなたのことを思うと暖かくなる。
会っている時間も大切だけど、あなたを思う時間も幸せだと感じられる。


あなたも同じ気持ちでいてくれたらいいな。

あなたにもこの風景を見せてあげたい。
一緒にこの道を歩きたい。

あなたに会いたい。



あなたに会ったら何を話そうか。

今でも俺はそればっかり考えているよ。














【END】









『言い訳』





リク消化のはずなのに何やってんでしょ(何聞)
秋といえば紅葉と思いがちですが、うちの地元は真っ黄色になります。降るように葉が散る頃が一番きれい。
そんな道を歩いてて何か書きたくなってしまったのでした。
…アロティじゃなくて良くない?つか、違うでしょ?というツッコミはなしの方向で(汗)
ザナルカンドに四季なくねぇ?てのもいりません(滅)

また自己満足…。