弱点
男アーロン、35歳。
俺は男だ!と言わんばかりの渋い風貌を持つこの男にも、実は大きな弱点がある。
それは、目の中に入れても痛くない程可愛がっている年下の恋人の存在。
その名もティーダ。
ホラ、今、名前を出しただけで反応したでしょう?
「…しとらん」
こんな逸話がある。
ティーダがまだチビッコだった頃、近所の子供達とおままごとをした時のこと。
ティーダはお父さん、近所の女の子がお母さんの役。
それを見ていたアーロンさん、こともあろうか
『ティーダは誰にもやらん!!』
と子供のままごとに乗り込み、なんとお母さん役を奪ってしまったという。
お母さんなアーロンさん、想像つきます?
「…あの頃は俺も若かった……」
『あなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・し?』
などと言っていないことを祈るばかり。
「言っとらん!!」
…ムキになるところが大変怪しい。
こんなお茶目な面を持つ、男アーロン35歳。
ぴちぴちのセブンティーンであるティーダがおかしな輩に狙われないかと、毎日気が気でない。
その為にいつでも正宗は準備万端。
眉間にシワを寄せてティーダの後ろから睨みを利かせ、ことあるごとに【おどす】発動。
あんまり縛ると嫌われますよ?
「縛ってなど…いない…と思うがな」
ティーダのことになると目の色が変わる、男アーロン35歳。
「しつこいぞ…」
しかし、弱点であるからといってくれぐれもティーダに手を出そうなどと考えないように。
もれなくアーロンの制裁(大暴走)付いてきます。
だって、アーロンはティーダが大好きだから。
ね、ティーダ?
「へ?何っスか?」
「…うるさい」
照れてるらしい。
「照れてなどないっ!」
ハイハイ。
顔、赤いですよ?
「アーロン、どうしたんスか??」
「………。」
【END】
『言い訳』
アロティでギャグ、というリクでしたが…ギャグってましたかね?(何質問)
体調不良の為早く寝ようと思っていたのに、少し調子良くなったら湧いて出てきたので勢いでアップ(汗)
調子悪いからこそ湧いたんだろうな(爆死)
だぁりん、許してね☆←そのまま逝きやがれ(滅)